『NPO法人しぶたね』さんとともに!きょうだい児支援の輪を広げよう!

こんにちは、相談支援課です。

 5月のことになりますが、病気や障害のあるお子さんの兄弟姉妹(きょうだい児)さんへの支援をテーマにした講演会を開催いたしました。今回は、長年にわたりきょうだい児の支援活動を続けられている「NPO法人しぶたね」さんをお招きし、「子どもが『子ども』でいられるように」という願いが込められた温かいお話を伺いました。

 病気や障害のあるお子さん、その親御さん、そしてきょうだい児さんは、まるでモビールのようにつながり合っています。誰か一人のバランスが崩れると全員が影響を受けるからこそ、家族丸ごとのケア、そしてこれまで見過ごされがちだったきょうだい児へのまなざしが不可欠です。講演では、きょうだい児たちが成長の過程で抱きやすい様々な感情が紹介されました。「甘えられない寂しさ」「自分がしっかりしなきゃというプレッシャー」など、これらは子どもとしてごく自然に湧き上がる大切な気持ちです。

 しぶたねさんの活動には「シブレンジャー」というヒーローが登場します。今回はその中から「シブレッド」さんが来てくださいました!戦隊ヒーローといえば「レッド(赤)」がセンターなのがお約束ですが、シブレンジャーのセンターは「シブブラック(黒)」なのだそうです。なかなか珍しいフォーメーションに思いますが、そこには「寂しさや妬みといった、黒くてネガティブな気持ちも全部大切な感情だから、どんな色の気持ちを持ってもいいんだよ」という、きょうだい児への強いメッセージが込められているとのこと。このお話に、参加したご家族や支援者の多くが深く頷いておられました。

講演の最後には、参加されていたひとりのきょうだい児当事者の方とそのお母さまが、貴重な感想を届けてくださいました。「もっと早くこの活動を知りたかった。悩んでいた時分に参加してみたかった」といったお気持ちを涙ながらにお話ししてくださり、会場全体が胸を打たれ、主催側も思わず目元を赤くして聴き入ってしまいました。語ってくださったその思いは、私たちがこれから地域で取り組んでいくべき支援の意義を、何よりも強く教えてくださったように感じます。

 特別な専門職でなくても、家族として日々探り探りであっても、日々のちょっとした声かけや、「あなたのことをちゃんと見ているよ」「あなたの人生の主役はあなたなんだよ」というまなざしが、きょうだい児にとって大きな支えになるのだと、私たちの心にも強く刻まれたように思います。今まさに思い悩んでいるきょうだい児たちに、この安心のバトンを少しでも早く届けるために。当センターも、障害児や医療的ケア児、そのご家族はもちろん、きょうだい児一人ひとりが主役になれるあたたかい居場所づくりと情報発信を心掛けてまいります。

 応援サポーターを増やすことも大切な役割ですので、しぶたねさんの活動に興味を持たれた方は、「しぶたね」「うぇるしぶ」「シブコト」など、ぜひ検索してみてください!

 ご参加いただいた皆さま、そして大切な気づきを届けてくださったしぶたね様、本当にありがとうございました!